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FM西東京に出演しました

元気がつながるウェストビズ

地域密着ローカルラジオ生放送で伝えたいことまとめてまとめて
時間余ったらどうしようなんて思っていたけど、全然足りなかった。

もったいないので、語るようにここに残します。
読んでいただけるなら幸いです。

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●産後ケアとは?
そもそも産後ケアってなにと思う方もいらっしゃると思うので、お話していきたいと思います。こども家庭庁が行っている産後ケア事業を本当に簡単に申しますと、生後1年以内の赤ちゃんとお母さんを対象として育児などを支援する事業です。支援するのは私達助産師等の看護職が中心です。

何を支援するのか?
というと、まずお母親さんの体の回復と、育児にまつわるいろいろな不安を取り除いていくことと、そのための休息とリフレッシュできる場を提供させていただきます。

今なぜ産後ケアなのか? 
出産育児は病気ではないから、家族でなんとかするものじゃないの?とか休むなら家でいいんじゃないの?と思う方もいるかもしれないのですが、、、

昔は、畑仕事やしゃがんでやる家事が多かった日本の女性は体力もあり骨盤もしっかりしていたのですが、現代の生活では、なかなかそうはいかない。運動不足や栄養不足の方も多い。それに加えて出産年齢が高くなっているのでハイリスク妊婦さんも増えています。
どんなに健康で元気でも、出産後のからだが回復するのは少なくとも産後6~8週間かかると言われています。なのに出産後は休む暇なく24時間の育児が始まります。

かつては大家族で、お母さんだけでなくおばあちゃんや、近所の育児経験者が育児を伝承したり、赤ちゃんがむずがっても誰かが手伝ってくれたりしたのだろうと思いますが、今は夫は忙し帰りは遅い、親も近くにはいない、隣の人とは面識がないという、家族機能ではそれも難しい状況。

孤立した育児がもたらすこと、それはひとつもいいことはありません。
実は日本では産後うつ病や母親の自殺、乳幼児虐待の件数が増加し続けています。その原因に強い育児不安や育児への負担感が指摘されています。

そこで!産後ケアという形で、自分の体のことで不安なことや育児で困っていることのお話を丁寧に伺い、心の負担も軽くしていくことと、休むことが必要であれば、赤ちゃんを一時的に預からせていただいてお母さんの休息を優先します。赤ちゃんの体重が順調に増えて健康かどうかも見ていきます。

疲れがとれて、睡眠がとれて、不安が軽くなることが、周りのサポートによってできている、ということが、お母さんが「なんとかやっていけそう」と思える何よりも近道です。
赤ちゃんにとって、乳幼児期は人生の土台になる大事な時です。そのときにお母さんと赤ちゃんの絆がしっかりと結べる、これが産後ケアの目指すところです

●西東京市産後ケア事業について
西東京市は「子どもど真ん中!」を掲げています。
こどもはお母さんひとりで育てるものではなく、社会全体で育てるものです。
西東京市産後ケア事業委託施設のご紹介させていただきます。
西東京市:ここみ助産所・るるん助産院
東久留米市:さかもと助産所
小金井市:聖ヨハネ桜町病院
練馬区:練馬光が丘病院 

●るるんの名前の由来
るるんとは、ペルーの少数民族の言葉で「実り」「豊かに作物がなるさま」という意味。
・るるんという意味の裏に、ただ何もしなくても欲しいもの(作物)が手に入るのではなく、実りにはそれまでに人々の努力があるんだよということをこの外国語から改めて知りました。
またどんなに努力しても、自然の大きな力には逆らえない厳しさもあり、ます。人間のいのちも出産も育児もまさに同じです。衣食住と働くことへの感謝の気持ちを込めて、響きもいいのでこの名前にしました。

●助産院開業の動機は
出産したら待ったなしで始まる授乳と育児を、退院してからも切れ目なくサポートしたかったからです。病院勤めだとそれが難しかった。難しいというより、病院には「安全な出産」という病院の役割があるので、継続的な育児支援はどこかで手放さなくてはならないときがくる。私たちは病院では手の届かなかった育児支援に力を入れたかった。

●御社の売り・強み・思い入れのあるポイントはなんですか? 
るるん助産院のミッションは「生まれてきた全ての子どもたちが、幸せだと思えること」です。
幸せの定義は様々ですが、お金持ちだとか権力者になるとかではなく、なんでもない1日もなんて素敵な日だと思えたり、努力が実らなくても頑張ってよかった、生きていることが素晴らしいんだと思えるレジリエンスの高いことが幸せなんじゃないかなと思っていて、そのためには、まずこどもを育てるお母さん自身が元気で、そして育児をしていることが幸せだと思えること」が大切だと考えます。

育児のスタートに体が回復しないまま、不安もいっぱいだと、それはどんなに知識や経験があっても育児はしんどいです。余裕がない中、我が子がかわいいと思えない、育児ちっとも楽しくない。こんなはずじゃなかった。と思ってしまうのは、適切なサポート、手助けが足りないのであって、お母さんのせいではありません。 
でもその状態が長く続くと赤ちゃんに悪影響がでる。お母さんと赤ちゃんの愛着形成がうまく結べないこと、これは全力で阻止したい。と思います。

るるん助産院の助産師は、といってもまだ二人ですが、急性期総合病院に長年勤務していたおかげで、妊娠初期から卒乳までのべ1万人以上のお母さんや赤ちゃん達と関わってきた実績と経験が強みです。その方の母子手帳をみて、お話を伺って、どんな経過を経て、どんな思いでここまで来たかを把握することができます。その過程でどこかでわだかまっていること、引っかかっていることを丁寧に紐解いて、今日からの育児が前向きになれるよう心がけています

●るるん助産院でできることは何ですか?
・主な提供サービスは次の3つ
〇母乳外来  〇産後ケア  〇産前産後に役立つ各種講座やイベント
・この3つを通して
るるん助産院のミッションである「幸せな子育て」を創造します。

〇出産後のお母さまと赤ちゃんの健康チェック
〇ご自身の心身のことや、赤ちゃんのお世話、授乳と育児に関するご相談
〇赤ちゃんのお世話と順調に成長しているかの健康チェック
〇お母様(またはお父様)の休息とリフレッシュ
〇お父さまやその他のご家族への育児指導やご相談

一番PRしたいポイントは?
産後ケアを申請しておく るるん助産院のことよりまず強く訴えたいのは、妊娠しましたら、産後のことをイメージしましょう。そして産後ケア利用のための申請を妊娠中に行っておいてほしいです。申請の方法は行政によって違いがありますが、西東京市では市役所の健康課で妊娠28週以降に申請できます。妊娠初期に説明されると忘れちゃうし、そんなに勧められなかったし自分には必要ないとか思ってた、という方もいらっしゃるのですが、だいたい後悔されています。使えばよかった~って。ますそこが一つ。

次に、子を産み育てる人たちに優しい社会を作りたい。
いつのまにか子連れに厳しい世の中というか、日本の育児がものすごく窮屈になってしまった。混んでいる電車の中にベビーカー。ぐずっている赤ちゃんがいるとどう感じますか?そのお母さんが赤ちゃんに無関心でスマホを見ていたとしたらどう感じますか?
そのお母さんが何を考えているか聞いてみないともちろんわかりませんが、今日1日散々あやして疲れ切っているかもしれないし、その時間に電車にのらないといけない理由があったのかもしれない。あやし方を知らないのかもしれない。
ちょっと温かい目で見て、お母さんの気持ちを想像してほしい。社会全体で支えないとつぶれちゃうんです。育児は母親だけの責任ではなく、社会全体でこどもを大切にしていきたいです。
見知らぬ親子に声をかけるのはハードル高いと思うのですけど、よく看護や助産師学生さんに伝えていたのは「かわいい」と微笑むとか「何カ月ですか?」が一番無難な声かけなので、お母さんを責めない、大切に思っているよ、大変さを和らげるストロークを発信する。それがお母さんのココロをどれほど軽くするか。お子さん連れを見かけたら優しくする。これは自分の徳が積み重なり、やがて自分に返ってくるのでぜひ試してほしいです。

ニーズに合わせたケア それから私達は赤ちゃんの健康のために母乳育児を推進していますが、母乳の良さを押し付けたり、こうしないとだめよということは致しません。
母乳でもミルクでもそのお母さんが持つ「産む力」「育てる力」と、赤ちゃんが持つ「生まれる力」「育つ力」を最大限に引き出すケアをしていきます。

産後ケアだからといって赤ちゃん預かって、はい、お帰りまで寝てくださいというケアは、もちろん必要な人にはいたしますが、離れることでかえっておちつかない方もいますし、一緒にいたいといって預からないでゆったり過ごすお母さんもいます。

誰かがいて、どんなときもなにかあったら、聞いてくれる、手伝ってくれるという環境では、赤ちゃんが泣いてもしんどくないんです。あまた泣いた~みたいな感じで余裕ができるんです。それを体験してほしい。
大切な赤ちゃんとの生活のスタートに、安心してるるん助産院を頼ってほしいと思います。

最後に
東京都助産師会からプレパパ講座のお知らせです。現在、東京都助産師会では、パパ向け伴走型支援の一つとして、「育休、とってよかった」を目指し、「プレパパ講座」を毎月都内各地で開催しています。8月が西東京市・東久留米市・清瀬市の助産師会の当番で、るるん助産院が中心に企画運営していきます。
ここ数年で育児休暇をとる方がとても増えました。しかし特に準備なく育児休暇をとることで、かえって子どもへの否定的な感情西が強くなったという調査結果や、父親の産後うつも母親と同じ割合で発症するとも言われています。お父さんが育児の相談できる窓口はなかなかないのが現状ですが、助産師はお父さんになる人もケアしていくのが仕事であるということをもっと広く知っていただきたいと思っています。
8月の日時会場は未定なので告知ができませんが、るるん助産院のSNS等で発信していきます。東京都助産師会のHPもぜひチェックしてください。

 長文を読んでいただきありがとうございました。

Access

〒188-0012 
東京都西東京市南町4丁目13-1
tel. 042-452-5125
  • 西武新宿線田無駅より→徒歩8分

    【西武新宿線田無駅南口】を出たら、線路を背にして南へ直進。道路を渡りさらに直進。(左に駐車場、右にESTATE TOWAがある下り坂道です。)突き当たりを道なりに左へ。すぐ道路に出ますので右折。一つ目の十字路を左折。(田無ペインクリニックの電柱広告が目印です)T字路に突き当たったら右折。しばらく行くと右手に橋爪工務店が見えます。そのお向かいの一軒家です。

  • 中央線武蔵境駅より→バスと徒歩で15分

    【JR中央線武蔵境駅北口】を出たら、西武バス1・2番乗り場から「ひばりが丘」行きに乗車。【向台町1丁目】バス停で下車。降りたところに向台公園があります。公園の角を左折。しばらく行くと、【白樺村】という看板が見えます。その次の十字路を右折しまっすぐ進みます。左手に橋爪工務店が見えたらそのお向かいの一軒家です。
    ※1・2番乗り場発の西武バスは全て【向台町1丁目】を経由します。

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